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ハイライトの設定

カスタマイズ変数

wl-summary-highlight
初期設定は t。サマリのハイライトを行うかどうか。 Non-nil ならサマリのハイライトを行います。
wl-highlight-max-summary-lines
初期設定は 10000。 サマリの行数がこの値より大きい場合、サマリのハイライトを行いません。
wl-summary-highlight-partial-threshold
初期設定は 1000。 サマリ全体をハイライトするかどうかの閾値。 この値を越える行数のメッセージがサマリに存在する場合、 部分的なハイライトを行います。
wl-summary-partial-highlight-above-lines
初期設定は 30。wl-summary-highlight-partial-threshold を越える行 数のメッセージがサマリに存在する場合、バッファ末から、カーソル行よりこの 値の行数分だけ上のメッセージまで部分的なハイライトが行なわれます。(この 値を nil にするとバッファ末から wl-summary-highlight-partial-threshold行分だけハイライトされるよ うになります。)
wl-highlight-body-too
初期設定は t。 Non-nil ならドラフトおよびメッセージの本文もハイライトの対象とします。
wl-highlight-message-header-alist
ドラフトおよびメッセージのヘッダのハイライトを行う際に、 重要 (wl-highlight-message-important-header-contents)な、 二番目に重要 (wl-highlight-message-important-header-contents2)な、 そして重要ではない (wl-highlight-message-unimportant-header-contents) ことを表す face をそれぞれどのメッセージヘッダに割り当てるかを設定します。 同様に、任意の正規表現に対して任意の face を割り当てることもできます。
wl-highlight-citation-prefix-regexp
ドラフトおよびメッセージの本文内の引用行を示す正規表現を指定します。 この正規表現にマッチした本文は、 (wl-highlight-message-cited-text-*)で指定される face でハイライトされます。
wl-highlight-highlight-citation-too
初期設定は nil。 Non-nil ならwl-highlight-citation-prefix-regexpで与えられる 引用行の引用を示す正規表現自体もハイライトの対象とします。
wl-highlight-citation-header-regexp
引用を始めることを示すヘッダの正規表現を指定します。 この正規表現にマッチした本文は、 wl-highlight-message-headersで指定される face でハイライトされます。
wl-highlight-max-header-size
初期設定は nil。 メッセージのヘッダサイズがこの値より大きい場合、ヘッダをハイライトしませ ん。nil の場合、サイズに関係なくハイライトします。
wl-highlight-max-message-size
初期設定は 10000。 メッセージがこの値より大きい場合、メッセージのハイライトを行いません。 これにより uuencode や非常に大きなダイジェストなどの ハイライトの抑止を行います。
wl-highlight-signature-separator
シグニチャの境界を表す正規表現を指定します。 正規表現でも、正規表現のリストでも構いません。 この正規表現にマッチした場所以降のメッセージは、 wl-highlight-message-signatureで指定される face でハイライトされます。
wl-max-signature-size
初期設定は 400。 シグニチャをハイライトする場合、 ハイライトする最大のシグナチャの大きさを指定します。
wl-use-highlight-mouse-line
初期設定は t。 Non-nil ならフォルダモード、サマリモードなどで マウスポインタの行をハイライトの対象とします。

文字の色、フォントの設定

文字の色や、フォントを変えるには、Wanderlust で定義されている face を変 更する必要があります。フォントを変えたいときは set-face-font、 色を変えたいときは set-face-foreground などを使えばよいでしょう。 face の設定は `.emacs' に書くことはできないので `~/.wl' に書い てください。

たとえば、シグニチャの色を黄色に変えたいときは、

(set-face-foreground 'wl-highlight-message-signature "yellow")

`~/.wl' に書きます。

以下に Wanderlust で定義されている face について説明します。

wl-highlight-message-headers
メッセージヘッダの名前部分の face です。
wl-highlight-message-header-contents
メッセージヘッダの内容部分の face です。
wl-highlight-message-important-header-contents
メッセージヘッダの内容のうち重要な部分の face です。 デフォルトでは、`Subject:' の内容部分が設定されています。 この値は wl-highlight-message-header-alist を変更すれば変えることができます。
wl-highlight-message-important-header-contents2
メッセージヘッダの内容のうち重要な部分の face その2です。 デフォルトでは、`From:'`To:' の内容部分が設定されています。 この値は wl-highlight-message-header-alist を変更すれば変えることができます。
wl-highlight-message-unimportant-header-contents
メッセージヘッダの内容のうち重要ではない部分の face です。 デフォルトでは、`X-' で始まるヘッダと `User-Agent:' の内容部分 が設定されています。この値は wl-highlight-message-header-alist を 変更すれば変えることができます。
wl-highlight-message-citation-header
メッセージの引用ヘッダ部分の face です。
wl-highlight-message-cited-text-*
メッセージの引用テキスト部分の face です。 最後には数字がつき、10 段階まで引用ごとに色分けできるようにしています。
wl-highlight-message-signature
メッセージのシグニチャ部分の face です。初期設定は、明色バックでは `khaki'、暗色バックでは `DarkSlateBule' です。
wl-highlight-header-separator-face
ドラフトのメッセージのヘッダセパレータの face です。
wl-highlight-summary-important-face
サマリで重要マークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-new-face
サマリで新規マークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-displaying-face
サマリで現在表示中のメッセージ行の face です。 この face は overlay されます。
wl-highlight-thread-indent-face
サマリで現在表示中のメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-unread-face
サマリで未読マークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-deleted-face
サマリで削除マークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-refiled-face
サマリでリファイルマークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-refile-destination-face
サマリでリファイルマークの付いたメッセージ行の、 リファイル先情報の部分につく face です。
wl-highlight-summary-copied-face
サマリでコピーマークのついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-target-face
サマリでまとめ処理用マーク `*' のついたメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-thread-top-face
サマリでスレッドトップのメッセージ行の face です。
wl-highlight-summary-normal-face
サマリでスレッドトップではないメッセージ行の face です。
wl-highlight-folder-unknown-face
フォルダモードで、いくつ未同期メッセージがあるか分らないフォルダの face です。
wl-highlight-folder-zero-face
フォルダモードで、未同期メッセージがないフォルダの face です。
wl-highlight-folder-few-face
フォルダモードで、未同期メッセージが少しあるフォルダの face です。
wl-highlight-folder-many-face
フォルダモードで、未同期メッセージがたくさんあるフォルダの face です。 「少し」と「たくさん」の切れ目は、 変数 wl-folder-many-unsync-threshold で設定されます。
wl-highlight-folder-unread-face
フォルダモードで、未同期メッセージがなくて未読メッセージがある フォルダの face です。
wl-highlight-folder-killed-face
フォルダモードで、アクセスグループ中の削除されたフォルダの face です。
wl-highlight-folder-opened-face
フォルダモードで、開いたグループにつく face です。 変数 wl-highlight-folder-by-numbersnil の とき有効です。
wl-highlight-folder-closed-face
フォルダモードで、閉じたグループにつく face です。 変数 wl-highlight-folder-by-numbersnil の とき有効です。
wl-highlight-folder-path-face
フォルダモードで、現在選択中のフォルダまでのパスにつく face です。
wl-highlight-logo-face
デモでロゴにつく face です。
wl-highlight-demo-face
デモの文字列(バージョン番号など)につく face です。


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