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読みたいフォルダの選択

使用方法(TIPS)

新規数、未読数のチェック

フォルダモードの見ためはこんな感じになるはずです。 (XEmacs ではもうちょっとかっこよく見えるはずです ;-))

[-]Desktop:14186/35580/67263
   受信箱:3/10/10
   ゴミ箱:2/7/10
   草稿:0/0/3
   送信済み:0/9/348
   [-]Emacsen:0/34/4837
     Wanderlust ML:0/0/558
     ELIPS ML:0/0/626
     tm (日本語) ML:0/0/821
     XEmacs ベータ:0/29/255
     Mew:0/0/998
     Mule-Win32:0/0/1491
     fj の Emacsen:0/5/88

各行に表示されるのは、

フォルダ名:未同期(新規)/未読数/総数

です。 チェックしたいフォルダの上にカーソルを合わせて s を押すと、 これらの数が最新のものに更新されます。 たくさん新規メッセージがあると色が変わります。

フォルダモード全体は `Desktop' というグループフォルダになります。 グループフォルダはリターンキーで開閉できます。 グループフォルダに対する操作は、そのグループフォルダに属する全ての子 フォルダに対する一括した操作として扱われます。 例えば、`[-]Emacsen' のところにカーソルを合わせて s を押すと、 これに含まれる6つのフォルダの表示を最新のものに更新します。

フォルダの選択

フォルダの行にカーソルを置いてリターン(スペース)キーを押すとそのフォルダの内容を表示するサマリモードに移動します。

このとき、変数 wl-stay-folder-window が non-nil ならサマリに移動したときにフォルダバッファの右にサマリのバッファが現れます。

キーバインド

フォルダモードでのフォルダ選択に関するコマンドのキーバインドは以下の通りです。

SPC
RET
現在カーソルがある行のフォルダのサマリ表示へ移動します。 グループフォルダにカーソルがある場合は、グループフォルダの開閉を行ないます。 アクセスグループでは、prefix argument つきでグループフォルダを開くと、 内容を最新のリストに更新します。 アクセスグループが階層構造になっている場合は再帰的に更新します。 (wl-folder-jump-to-current-entity)
M-RET
現在カーソルがあるアクセスグループの内容を最新のリストに更新します。 アクセスグループが階層構造になっている場合は再帰的に更新します。 (wl-folder-update-recursive-current-entity)
w
新規ドラフトを用意します。 (wl-draft)
W
現在カーソルがあるフォルダが NNTP フォルダなら、`Newsgroups:' フィー ルドを補ってドラフトを用意します。メーリングリストのリファイル先なら、メー リングリストのアドレスを推測して、`To:' フィールドを補ってドラフト を用意します。変数 wl-subscribed-mailing-list を設定しておく必要 があります。 (wl-folder-write-current-folder)
C-c C-o
ドラフトバッファがあれば移動します。 複数のドラフトバッファが存在する場合は、 次々と切り替えていきます。また、prefix argument をつけることにより、 バッファが存在していない場合は、ドラフトフォルダからファイルを(存在すれば) 読み込みます。 (wl-jump-to-draft-buffer)
s
現在カーソルがある行のフォルダの未同期メッセージ数を更新します。 (wl-folder-check-current-entity)
S
現在カーソルがある行のフォルダのサマリを更新します。 (wl-folder-sync-current-entity)
r s
リージョンにあるフォルダの未同期メッセージ数を更新します。 (wl-folder-check-region)
r S
リージョンにあるフォルダのサマリを更新します。 (wl-folder-sync-region)
Z
`~/.addresses' 等の状態を最新のものに更新します。 (wl-status-update)
P
ひとつ上の未読があるフォルダ(もしくはグループ)に移動します。 (wl-folder-prev-unread)
N
ひとつ下の未読があるフォルダ(もしくはグループ)に移動します。 (wl-folder-next-unread)
p
ひとつ上のフォルダへ移動します。 (wl-folder-prev-entity)
n
ひとつ下のフォルダへ移動します。 (wl-folder-next-entity)
J
指定したフォルダへカーソルを移動します。 (wl-folder-jump-folder)
I
現在カーソルがある行のフォルダに対して、 wl-summary-incorporateにより、 新着記事をプリフェッチします。 グループフォルダにカーソルがある場合は、 再帰的に実行します。 (wl-folder-prefetch-current-entity)
c
現在カーソルがある行のフォルダの メッセージを全て読んだことにします。 グループフォルダにカーソルがある場合は、 再帰的に実行します。 (wl-folder-mark-as-read-all-current-entity)
f
最初の未読があるフォルダのサマリへ移動します。 (wl-folder-goto-first-unread-folder)
E
ゴミ箱を空にします。 (wl-folder-empty-trash)
o
全ての未読があるフォルダが含まれるグループを開きます。 (wl-folder-open-all-unread-folder)
/
カーソル行のグループの開閉をトグルします。 (wl-thread-open-close)
[
全てのグループを開きます。 (wl-folder-open-all)
]
全てのグループを閉じます。 (wl-folder-close-all)
q
Wanderlust を終了します。 (wl-exit)
z
Wanderlust をサスペンドします。 (wl-folder-suspend)
M-s
C-x C-s
現在のフォルダの状態をセーブします。 (wl-save)
M-t
Wanderlust のオフラインモード/オンラインモードをトグルします。 (wl-toggle-plugged)
C-t
Wanderlust のサーバ・ポート別のオフライン/オンラインを変更します。 (wl-plugged-change)

カスタマイズ変数

wl-folders-file
初期設定は `~/.folders'。 購読するフォルダを記述するファイルの名前です。
wl-folder-info-save
初期設定は t。 次に立ち上げ直したときに前回の未読数などの結果を使い回しするかどうか、です。
wl-stay-folder-window
初期設定は nil。 Non-nil ならサマリに移動したときにフォルダバッファの右にサマリのバッファが現れます。
wl-folder-window-width
初期設定は 20。 wl-stay-folder-window が non-nil のときに残すフォルダバッファのウィンドウの幅です。
wl-folder-use-frame
初期設定は nil。 Non-nil ならフォルダ一覧用に新しいフレームを開きます。
wl-folder-many-unsync-threshold
初期設定は 70。 未同期数がたくさんかどうかの閾値。この値を越えると色が変わります。
wl-highlight-folder-by-numbers
フォルダバッファにおける各行のハイライトの形式を指定します。初期値は t で、行全体にメッセージ数に応じた色を付けます。nil ではフォ ルダの状態に応じた色を付けます。また、数字 (例えば 1) にしておくと、メッ セージ数とフォルダの状態の両方に応じたハイライトが行なわれます。
wl-folder-desktop-name
初期設定は `Desktop'。 トップのグループの名前です。
wl-folder-petname-alist
初期設定は nil。 フォルダの本名とあだ名の cons のリストです。
wl-folder-access-subscribe-alist
初期設定は nil。 アクセスグループのリスト取得で自動的に subscribe、もしくは unsubscribe するフォルダを指定します。 リストの各要素は
(アクセスグループの正規表現 . (購読フラグ フォルダの正規表現 ...))
となっています。購読フラグが non-nil の場合はフォルダの正規表 現にマッチしたフォルダのみ表示し、購読フラグnil の場合 はフォルダの正規表現にマッチしたフォルダは表示されなくなります。た だし、購読フラグが non-nil でも既に unsubscribe されているフォルダ は表示されません。また、フォルダの正規表現は複数個記述できます。 例:
'(("^-fj$" . (t   "^-fj\\.\\(comp\\|editor\\|mail\\)"
                  "^-fj\\.\\(net\\|news\\|os\\|rec\\)"))
  ("^-$" . (t   "^-\\(fj\\|tnn\\|japan\\|gnu\\|comp\\)"))
  ("^\\+ml$" . (nil "^\\+ml$" "^\\+ml/tmp")))
wl-folder-hierarchy-access-folders
初期設定は以下のリスト。
("-" "-alt")
階層構造に作成するアクセスグループフォルダのリスト。 例えば、以下のように wl-folder-hierarchy-access-folders を設定すると、
(setq wl-folder-hierarchy-access-folders
     '("-" "-alt" "-japan" "-comp" "-comp.unix"))
次のような階層構造になったアクセスグループが作られます。
   [-]-:912/912/3011
     [-]-fj:674/674/1314
       -fj.comp.announce:0/0/2
       -fj.comp.dev.cdrom:0/0/0
       ...
     [+]-japan:238/238/1688
     [-]-comp:0/0/4
       [-]-comp.unix:0/0/0
         -comp.unix.admin:0/0/0
         -comp.unix.dos-under-unix:0/0/0
         -comp.unix.programmer:0/0/0
         [-]-comp.unix.bsd:0/0/23
           -comp.unix.bsd.freebsd.announce:0/0/0
     ...
ただし、`-' を開いただけでは1つ目の階層 (`-fj', `-japan', `-tnn', ...) が作られるだけで、 2つ目の階層(`-fj.comp.announce', ..., `-comp.unix', ...) 以下のフォルダはあらためてそのグループを開くまで作られません。


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