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使用方法(TIPS)

サマリの表示内容

サマリモードには、以下のようにメッセージの一覧が表示されます。

  377  09/16(水)11:57 [+1: 北目さん       ] Bug?
  381  09/17(木)00:16 [+3: 奥西さん       ] elmo-lha.el -- LHA interface
  384  09/17(木)01:32 [+1: てらにし       ] wl-0.6.2
  389 N09/18(金)01:07 [+2: てらにし       ] wl-0.6.3

各メッセージは、一行に

メッセージ番号一時的マーク永続的マーク日付け差出人サブジェクト

の順に表示されます。現在のバージョンでは表示を変更することはできません。

メッセージ番号はそのフォルダ中にあるメッセージにつけられた番号です。 News フォルダでは article 番号、IMAP フォルダでは UID、MH フォルダではファ イル名です。

一時的マーク/永続的マークについては、あとで詳しく説明します。

日付けは、`/(曜日):' の ように表示されます。曜日を日本語ではなく英語表記したい場合は、 wl-summary-weekday-name-lang`en' に設定してください。

差出人は、スレッドの深さ分インデントされて表示されます。差出 人は、アドレス帳にあだ名があればあだ名で表示します。あだ名表記を止めた い場合は、wl-use-petnamenil に設定してください。

差出人の部分にある `+2' のような数字の表示は、そのメッセージ に対する返事の数を表します。例えば `+2' なら 2 通あったことを示しま す。

サブジェクトは、メッセージの `Subject:' フィールドです。同じ スレッドで、かつ親と同じ `Subject:' を持つメッセージなら表示されま せん。メーリングリストなどの通し番号表示は無視されます。 `Subject:' が無い場合、変数 wl-summary-no-subject-message の内容が表示されま す。

一時的マーク

一時的マークは、メッセージを操作するためマークです。

一時的マークには、`*', `D', `o', `O' があります。

`*'
まとめ処理用マークです。 m で始まるコマンドで `*'マークのついたメッセージ対して一括した処理 ができます。
`D'
削除するメッセージに付くマークです。d を押すと付きます。
`o'
リファイルするメッセージに付くマークです。 oを押すと、リファイル先を聞いて来るので答えると、リファイル先のフォルダ情報とともに付けられます。
`O'
コピーするメッセージに付くマークです。 Oを押すと、コピー先を聞いて来るので答えると、コピー先のフォルダ情報とともに付けられます。

x を押すことにより、`D', `o', `O' のマークがつけられたメッセージの削除、リファイル、コピーが実行されます。

永続的マーク

永続的マークは、メッセージの状態を示すマークです。

永続的マークには、`N', `U', `!', `u', `$' があります。

`N'
新規メッセージに付きます。
`U'
未読メッセージに付きます。
`!'
未読メッセージに付きます。`U' との違いは、`!' のメッセージは キャッシュされていることです。
`u'
既読メッセージに付きます。マーク無しとの違いは、`u' のメッセージは キャッシュされていないことです。
`$'
$ キーを押すと、`$' マークが付きます。このマークは Emacs を終了 しても保存されるため、あとで返事を書きたい場合など、覚えておきたい重要な メッセージに付けておくと便利です。`$' の付いたメッセージは、 (実際のメッセージが消されたとしても) `'mark' フォルダで閲覧できます。
`なし'
既読メッセージにはマークが存在しません。

`N', `U', `u' は、そのメッセージがキャッシュされていない ことを示しています。これらのマークが付いていない場合、つまり、そのメッ セージがキャッシュされている場合は、ネットワークに接続されていなくても IMAP フォルダのメッセージや NNTP フォルダのニュース記事を読むことができ ます。

永続的マークのうち、wl-summary-expire-reserve-marks で指定された マークの付いたメッセージは、後で説明する (Wanderlust の機能としての) expire の対象からは除外されます。See section メッセージの自動削除とアーカイブ

メッセージの読み進めかた

基本的にスペースキーを押すだけで読み進めることができます。 サマリの表示内容をフォルダの最新の状態に合わせる(同期する)には、 s を押します。

N で次の未読、n で次のメッセージを表示します。 j を押すと現在表示中のメッセージのバッファに移動します。 マルチパートの操作はメッセージバッファに移動してから行います。 See section メッセージバッファ.

メッセージ番号を詰める

サマリで M-x wl-summary-pack-number とすることで メッセージ番号を詰めることができます。ただし対応しているフォルダの種類は MH Folder, News Spool Folder, Maildir Folder のみです。


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