`Makefile' は LISPDIR
, EMACS
のあたりを編集します。
LISPDIR
にはパッケージのインストール先、
EMACS
には利用する Emacs のコマンド名を指定します。
% make % make install
`Makefile' 中の LISPDIR
を変更せず、
そのまま(`NONE' のままでも)インストールした場合、
自動的にインストール先を適当に検出します。
実際のインストール先については後述します。
Mule 2.3 など、`subdirs.el' が無く、load-path
にサブディレクトリが
自動的に加わらない Emacs では、
Cannot open load file: mime-setup
というエラーが出ることがあります。この場合は、custom, APEL, FLIM, SEMI
のインストール先を環境変数 @env{EMACSLOADPATH} に加えるか、展開ディレクト
リの `WL-CFG' というファイル中でload-path
を通しておくと良い
でしょう。
また、BBDB を利用したい場合、BBDB へも load-path
を通しておくと必
要なモジュールがバイトコンパイル/インストールされます。See section bbdb.el.
`WL-CFG' というファイルが展開ディレクトリに存在すると、
インストール時に読み込まれるようになっています。
インストールで SEMI 等の load-path
の設定が必要であれば、
`WL-CFG' に設定してください。
インストール先は `Makefile' 中の LISPDIR
で指定しますが、
実際に `*.el', `*.elc' が入るディレクトリ
(LISPDIR
からの相対パス)は
`WL-CFG' 中の変数 WL_PREFIX
, ELMO_PREFIX
で指定します。
WL_PREFIX
LISPDIR
からの相対パスです。
WL モジュールにはファイル `wl*.el' `wl*.elc' が含まれます。
ELMO_PREFIX
LISPDIR
からの相対パスです。
ELMO モジュールにはファイル `elmo*.el' `elmo*.elc' が含まれます。
WL_PREFIX
, ELMO_PREFIX
のデフォルトはいずれも `wl' です。
`elmo*' (ELMO モジュール) を `elmo' 配下にインストールしたければ、
(setq ELMO_PREFIX "elmo")
とします。
Wanderlust は XEmacs (21.0 〜) の package のひとつとしてインストールする ことも可能です。package としてインストールすると、autoload の設定、 アイコンのパス設定を個人の `~/.emacs' に記述しなくても Wanderlust を正常に起動できるようになります。
XEmacs の package としてインストールするには以下のようにします。
% vi Makefile % make package % make install-package
package のディレクトリは SEMI がインストールされていれば自動検出されます。
(`Makefile' 中の PACKAGEDIR
でも設定可)
Wanderlust はバイトコンパイル、インストールしなくても、`wl',
`elmo' のディレクトリに load-path
が設定されていれば起動する
ことができます。例えば `~/work' にパッケージを展開した場合、
`~/.emacs' に以下の設定をすると起動できます。
(add-to-list 'load-path "~/work/wl-version/wl") (add-to-list 'load-path "~/work/wl-version/elmo")
マニュアルは Info 形式です。 インストールするには下記を実行してください。
% make info % make install-info
XEmacs の package としてインストールした場合は自動的に Info ファイルも インストールされるのでこれらの操作は必要ありません。
また、下記にもマニュアルがあります。
http://www.gohome.org/wl/doc/wl-euc_toc.html
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