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`.emacs', `.wl' の設定

Wanderlust のパッケージには大きく分けて二つのモジュール群が含まれています。

`ELMO (elmo-*.el)'
すべてをフォルダに見せるモジュール群です。WL のバックエンドです。
`WL (wl-*.el)'
Wanderlust 本体の動作を決めるモジュール群です。ELMO のフロントエンドです。

ユーザは elmo-, wl- で始まる変数の設定を変えることによって Wanderlust の動作をカスタマイズできます。

最低限必要な設定は以下の通りです。

;; SEMI を使うための設定
(require 'mime-setup)

;; autoload の設定
;; (XEmacs の package としてインストールされている場合、必要ありません)
(autoload 'wl "wl" "Wanderlust" t)
(autoload 'wl-draft "wl-draft" "Write draft with Wanderlust." t)

;; アイコンを置くディレクトリ。初期設定は Emacs 固有のデフォルト値。
;; (デフォルトで設定されている値が正しければ、必要ありません)
(setq wl-icon-directory "~/work/wl/etc")

;; メールを送信する SMTP サーバ。 初期設定は nil。
(setq wl-smtp-posting-server "your.smtp.example.com")
;; ニュース投稿用の NNTP サーバ。 初期設定は nil。
(setq wl-nntp-posting-server "your.nntp.example.com")

Wanderlust 起動後、`~/.wl' が存在すればロードされますので、 Wanderlust に固有の設定は `~/.wl' に記述しておけば整理しやすいでしょ う。face の設定は `~/.emacs' に書くことはできないので`~/.wl' に書いてください。See section ハイライトの設定.

上記のうち、`(require 'mime-setup)'autoload の設定は `~/.emacs' に書く必要があります。それ以外の設定は `~/.wl' に記 述できます。

mail-user-agent

以下のような設定を `.emacs' 等にしておくと、C-x m (compose-mail) 等によって Wanderlust のドラフトモードが起動される ようになります。Wanderlust を Emacs 上の標準メーラとして使いたい場合は設 定しておくと良いでしょう。ただし、これは mail-user-agent の定義が 可能な Emacsen の場合のみ有効です。 See section `Mail Methods' in The Emacs Editor.

(autoload 'wl-user-agent-compose "wl-draft" nil t)
(if (boundp 'mail-user-agent)
    (setq mail-user-agent 'wl-user-agent))
(if (fboundp 'define-mail-user-agent)
    (define-mail-user-agent
      'wl-user-agent
      'wl-user-agent-compose
      'wl-draft-send
      'wl-draft-kill
      'mail-send-hook))


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