変数 wl-score-folder-alist
にフォルダ名に対応したスコアファイル名かスコアを定義した変数を設定します。
(setq wl-score-folder-alist '(("^-.*" "news.SCORE" "my.SCORE") (".*" "all.SCORE")))
スコアファイル名のパスを省略した場合は、
変数 wl-score-files-directory
で指定したディレクトリにあるものとします。
また、wl-score-folder-alist
の設定に関わらず
デフォルトのスコアファイル wl-score-default-file
(`all.SCORE')
は必ず読み込まれます(ファイルが存在していなくても構いません)。
したがって、上記例の `^-.*' にマッチしたフォルダでは
`news.SCORE', `my.SCORE', `all.SCORE' の3つのスコアファイル
が読み込まれることになります。
スコアはサマリの update 時に一時的に wl-summary-score-marks
で指定したメッセージのみにつけられます。
つまりサマリから抜けるとメッセージにつけられたスコアは消去され、
デフォルトのスコア値に戻ります。
まずサマリバッファで適当なメッセージに移動してから L をタイプしま す。その後ミニバッファでの入力を求められますので、続けて s, s, p とタイプしてみてください。すると Subject の文字列が入力 されている状態になりますので、適当に編集した後 RET を押します。
これで、入力した文字列と同じ `Subject:' を持つメッセージに対してスコア -1000 がつけられるようになります。 つまり、このようなスコアファイルが自動的に作成されたことになります。
次に、同じサマリバッファで h e とタイプしてください。 すると先ほど作成したスコアファイルが表示されていると思います。 このバッファをスコア編集バッファと呼びます。 このスコア編集バッファで C-c C-e とタイプすると、 ミニバッファで先ほどと同じような入力を求められると思いますが、 ここで a とタイプしてください。今度はすぐに "From" のスコアエントリが挿 入されたはずです。 このようにしてサマリバッファでもスコア編集バッファでも スコアファイルを簡単に作成することができます。
ところで、ミニバッファでの入力時に s s p または a とタイプしたように、
キータイプ数が違っていたと思います。
これは、wl-score-header-default-entry
の設定によるものです。
この変数ではヘッダに応じたデフォルトのスコアエントリを設定します。
たとえば、"subject" ヘッダでは型と期限についての入力を求めますが、
"from" ヘッダでは型は substring, 期限は永続に自動的に決定されます。
ただし、スコアの値は prefix argument で強制的に変更することができます。
また、ミニバッファでの入力時に ? とタイプすることでキーとそれに対応す
るヘッダや型を(help)を表示します。
では最後に、スコア編集バッファで C-c C-c と入力して下さい。これでスコア ファイルを保存して編集モードを終了します。バッファの内容を消去してから C-c C-c すると編集中のスコアファイルを削除します。
wl-summary-increase-score
と wl-summary-lower-score
とで追
加するスコアファイルは wl-score-change-score-file
で変更すること
ができます。
wl-summary-increase-score
や wl-summary-lower-score
、
wl-score-edit-insert-entry
で同じエントリを追加した場合、
スコアが加算されます。
たとえば、L a でスコアが -1000 の `from' エントリを作成した後、 再度 C-u 200 L a でスコアが -200 の `from' エントリを作成すると、 スコアが -1200 のエントリが1つ作成されることになります。
wl-summary-increase-score
か wl-summary-lower-score
で
`Thread'キーを作成すると、子スレッドの `Message-ID' も全て
追加されます。
wl-summary-increase-score
か wl-summary-lower-score
で
`Followup'キーを作成すると、カーソル上のメッセージの
`Message-ID' も `References' キーに追加されます。
もし、wl-score-auto-make-followup-entry
が non-nil であれば
wl-score-expiry-days
で指定した日にち以内の全 followup 対象のメッセー
ジの `Message-ID' が追加されます。
wl-summary-default-score
wl-summary-important-above
nil
。
この値より大きいスコアに対して重要マーク(`$') をつけます。
nil
の場合はマークを付けません。
wl-summary-target-above
nil
。
この値より大きいスコアに対してまとめ処理用マーク(`*') をつけます。
nil
の場合はマークを付けません。
wl-summary-mark-below
wl-summary-expunge-below
nil
。
この値より小さなスコアはサマリから消去します。
nil
の場合は消去しません。
wl-summary-score-marks
(list wl-summary-new-mark)スコアをつけるメッセージのマークを指定します。
wl-use-scoring
t
。
Non-nil ならスコア機能を有効にします。
wl-score-files-directory
wl-score-interactive-default-score
nil
の時に用いるスコアを指定します。
また、wl-summary-increase-score
や wl-summary-lower-score
でつけるスコア値でも用いられます。ただし、
wl-score-header-default-entry
のスコア値が nil
の時。
wl-score-expiry-days
wl-score-update-entry-dates
t
。
Non-nil なら期限付きスコアを削除する機能を有効にします。
wl-score-header-default-entry
wl-summary-increase-score
や wl-summary-lower-score
、
wl-score-edit-insert-entry
でスコアエントリを作成する場合の
各ヘッダのデフォルト値を設定します。
wl-score-simplify-fuzzy-regexp
fuzzy
を指定した場合、
文字列から削除する正規表現を指定します。
Subject
で使用されることが多いので、デフォルトでは
メーリングリストプログラムでつけられる prefix を指定しています。
wl-summary-rescore-partial-threshold
wl-summary-auto-sync-marks
t
。
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